昨年12月のスキー中の事故で意識不明の重体となったF1シリーズ元王者ミハエル・シューマッハー氏(45=ドイツ)が退院していた。9日、代理人を務めるケーム氏が発表した。

 今後はスイスにある自宅での療養に切り替えるという。発表の声明文によると「彼の受けた重傷を考慮すると、この数カ月、数週間で進歩があった」という。またリハビリは「今後も長く苦しい道のり」だとも触れられている。

 シューマッハー氏は、今年4月に昏睡(こんすい)状態から脱した。6月に、グルノーブルの病院からリハビリのためスイスのローザンヌ大学病院に転院していた。