<大分国体>◇4日目◇9月30日◇大分県消防学校グラウンドほか

 アーチェリー少年男子の静岡は、神奈川との3位決定戦で逆転勝ち。優勝した02年の高知国体以来となる表彰台に上った。

 少年男子は、199-197と2点差の接戦を制した。途中に判定保留の1点があり「10点なら逆転確実。9点なら同点の可能性がある」という最後の1射に臨んだ内田陽(天竜林業3年)が、見事に満点を射貫いた。「点はなるべく見ないようにしたつもりが見えちゃって。緊張したけど打った感覚が良かった」。予選では大会新記録で個人1位も、準決勝では10点が0という不振。居残り練習で感覚を取り戻し、エースの役割を果たした。