日刊スポーツ新聞社主催「トライアスロン世界選手権シリーズ横浜大会」が9月18、19日、横浜・山下公園周辺で開催される。18日はエージの部とパラトライアスロン、19日はエリート男女が行われる。当初は5月14、15日に開催予定だったが、東日本大震災の影響で延期されていた。エリートは世界から100人を超えるトップ選手が参戦、エージなどには1000人を超す選手が出場を予定している。

 国際トライアスロン連合(ITU)は、横浜大会をヨコハマ・ジャパン「ソリダリティ(連帯)」大会と位置づけている。テーマは苦難に直面している日本を支援すること。トライアスロンの歴史を支えてきた日本に報いるべく、重要なポイント取得ができる大会とした。

 今年の世界選手権シリーズ・グランド(G)ファイナルは9月10、11日に中国・北京で行われる。横浜大会はその翌週開催にもかかわらず、五輪選考ポイントと来年のGファイナルへのポイントも獲得できるとした。この決定に際し、ITUマリソル・カサド会長は「自信をもって、世界トップレベルの大会を横浜で開催したい」と話した。

 今年の世界選手権シリーズは4月9、10日にシドニーで開幕し、6~8月にヨーロッパを転戦。そして、北京でGファイナルを迎えるが、横浜はその直後で、しかもポイント付きとなり、真のファイナルとなりそうな様相だ。日本トライアスロン連合大塚真一郎専務理事(54)は「なでしこジャパンに負けない感動をつくりたい」と、大きな期待を寄せている。