<男子テニス:マスターズ上海大会>◇13日◇上海

 テニス日本男子のエースで世界ランク47位の錦織圭(21=ソニー)が、自身と松岡修造が持つ世界ランク46位の日本男子最高位を更新することが確実となった。

 13日、4大大会に次ぐ規模の世界ツアー・マスターズシリーズの上海大会3回戦で、同48位のヒラルド(コロンビア)にフルセット勝ち。マスターズで初のベスト8に進んだ。世界ランクのポイントを180点上乗せすることで、17日に発表される最新の世界ランキングで、現時点で40位前後に上昇することが確定した。

 錦織は「1つの目標が達成できた。修造さんは尊敬している選手なので、日本一のランキングは誇りに思う」と喜んだ。松岡は92年7月6日に46位となり、その1週間だけ同ランクを維持。錦織も今年5月に46位となり松岡に並んでいたが、19年3カ月と5日ぶりに、日本男子の世界最高位を更新することになる。「今年の目標としては30位以内を目指したい」と高らかに宣言した錦織は、次戦で同18位のドルゴポロフ(ウクライナ)と対戦する。