【ニューヨーク24日=吉松忠弘】「エア・ケイ」がベスト8とトップ10入りに挑む。26日開幕のテニスの4大大会最終戦、全米オープンに向け、世界12位の錦織圭(23=日清食品)がニューヨーク市内で会見した。「いつもベスト8以上が目標。もう狙っていけるようにならないと」と、8強定着に意欲を見せた。

 その実現には高い壁がある。順当に行けば4回戦で、4大大会歴代最多17度の優勝を誇るフェデラーと対戦する。5月のマドリードで初めて勝ったが「今回は別のこと。でも、そこまで勝ち上がって、また勝ちたい」と自身初の8強入りに向け口ぶりも熱い。

 4回戦、8強入りで、再びトップ10への道が見えてくる。「トップ10は誰が上に来てもおかしくない混戦。なかなか大変」と10位の壁を実感するが、今年は宿泊先も変更し、気持ちを新たにして挑む。