<カーリング:日本選手権>◇第6日◇14日◇北見・アドヴィックス常呂カーリングホール

 女子はロコ・ソラーレ北見が3年ぶりに決勝に進出した。1次リーグ1位通過で迎えた初戦、同2位の北海道銀行に3-12で大敗したが、準決勝は同4位のチームフジヤマを5-2で退けた。「マリリン」こと本橋麻里(28)を中心に結成され、5季目。今日15日、ソチ五輪5位北海道銀行との決勝に、悲願の初優勝がかかる。優勝チームが3月の世界選手権(札幌)代表となる。

 LS北見がチームフジヤマとの準決勝を突破、3年ぶり2度目の決勝を勝ち取った。プレーオフ初戦の北海道銀行戦は、9点差での完敗。本橋は「気持ちを切り替えて、しっかり勝てた。集中と我慢ができた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 チーム結成5季目。06年トリノ、10年バンクーバーの五輪代表だった本橋が、故郷の北海道北見市(旧常呂町)で10年五輪後に立ち上げた。だが、日本選手権は昨季まで準優勝1回、3位が2回。昨季は大目標だったソチ五輪代表も、1シーズン遅れて立ち上げられた北海道銀行にさらわれた。ソチの夢が消えた時、本橋は「大きな目標として平昌を見ていこう。そう言ってスタートした」と言う。18年平昌五輪の道は、3月の世界選手権が1歩目。故郷のシートに立つ本橋は「育てたかいがあったと思ってもらえるプレーを」と意気込んだ。