<NFL:パッカーズ31-25スティーラーズ>◇6日(日本時間7日)◇米テキサス州アーリントン

 NFC王者のパッカーズが、徹底したパスゲームでスティーラーズを下し、14年ぶり4度目のスーパーボウル王者となった。<試合前>

 まずはスティーラーズが入場。スタンドはチームからの黄色いタオルが振られ大歓声が巻き起こった。続いて、パッカーズがブーニングが響く中入場してきた。試合前セレモニーでは、愛国歌「アメリカ・ザ・ビューティフル」を女優のリー・ミシェルが、国歌はクリスティーナ・アギレラが独唱した。観衆は10万3219人と史上2位。<第1Q>

 日本時間7日午前8時34分、コイントスに勝ったパッカーズのキックオフで第45回スーパーボウルが開幕。スティーラーズはファーストダウンを更新できず。パッカーズは1度更新したが、攻めきれずにパントへ。【6分43秒=スティーラーズ0-0パッカーズ】スティーラーズ2度目の攻撃もパスミスで無得点。【11分16秒=スティーラーズ0-7パッカーズ】パッカーズが80ヤードを攻めきり先制した。ショートパス、ランの細かい攻撃で前進し、最後は敵陣27ヤードから一気にQBロジャースからWRネルソンへのタッチダウンパスが決まった。【11分39秒=スティーラーズ0-14パッカーズ】パッカーズにビックプレーが出た。自陣7ヤードからのスティーラーズの攻撃に対して、DFが厳しいプレッシャー。これがQBロスリスバーガーのパスミスを呼び、FSネルソンがインターセプト。そのまま巧みなステップで約38ヤードを走りきりタッチダウンを奪った。C1Q修了間際のプレーで、QBロスリスバーガーが足を滑らせ、転倒。やや左足を痛めた仕草を見せた。<第2Q>【3分21秒=スティーラーズ3-14パッカーズ】スティーラーズが33ヤードのフィールドゴールを決め、3点を返した。ランを中心に攻め込んだが、敵陣20ヤードに入ってからは、パッカーズのディフェンスを崩せなかった。この攻撃で、WRサンダースが負傷するなど、3点は返したが攻撃のリズムが作れない。【11分8秒=スティーラーズ3-14パッカーズ】パッカーズに再びビックプレー。QBロスリスバーガーのパスをCBブッシュがインターセプト。ランを時間をかけて攻める相手の攻撃を一気に断ち切った。【12分36秒=スティーラーズ3-21パッカーズ】パッカーズがインターセプトで掴んだ好機を一気にタッチダウンイ結びつけた。パスで攻め込み、敵陣21ヤードからQBロジャースからエースWRジェニングスにタッチダウンパスが決まった。【14分20秒=スティーラーズ10-21パッカーズ】連続のパス攻撃でスティーラーズが初のタッチダウンを奪った。残り2分を切ってから、QBロスリスバーガーは連続のパス攻撃。敵陣8ヤードまで進み、最後はWRウォードへのタッチダウンパスを決めた。

 パッカーズのディフェンスの好調さが目立ち、11点差で前半を終えた。<第3Q>

 スティーラーズのキックオフで後半開始。パッカーズは前半に負傷した守備の要CBウッドソンがユニホームを脱いで左ヒジにギブス姿でサイドラインに。両チームとも負傷者が目立つ。【4分41秒=スティーラーズ17-21パッカーズ】スティーラーズが、後半最初の攻撃でタッチダウンを奪い、4点差に追い上げた。自陣30ヤード付近からQBロスリスバーガー自ら走るなどラン攻撃を連発。最後は、RBメンデルホールが8ヤードを突破し、タッチダウンを奪った。【5分45秒=スティーラーズ17-21パッカーズ】スティーラーズLBハリソンが、QBサックでターンオーバー。第2Q終盤から、スティーラーズがラン主体でボールをキープしリズムを作る。ここまでの攻撃時間は、スティーラーズの約22分に対して、パッカーズは約14分と流れは完全にスティーラーズへ。【10分29秒=スティーラーズ17-21パッカーズ】スティーラーズが、52ヤードのフィールドゴールを失敗した。敵陣29ヤードまで攻め込んだが、パッカーズのディフェンスがQBサックをするなど、守りきった。【12分30秒=スティーラーズ17-21パッカーズ】パッカーズはファーストダウンを1度は奪ったが、パス攻撃を連続ミス。スティーラーズのDFの連係がよく、好機を作れすにパントへ。【14分31秒=スティーラーズ17-21パッカーズ】パッカーズのパスインコンプリートに対して、コーチチャレンジ。判定は変わらずに、パッカーズのタイムアウトが1つ減らされ、パントで攻守交代。スティーラーズが、敵陣41ヤードの好位置からの攻撃を得て、第3Qを修了。<第4Q>【0分=スティーラーズ17-21パッカーズ】第4Q最初のプレーでパッカーズにビックプレー。RBメンデルホールへのハードタックルでファンブルを誘うと、LBビショップがボールを押さえ、ターンオーバーを獲得した。【3分3秒=スティーラーズ17-28パッカーズ】パッカーズが徹底したパス攻撃で追加点を奪った。キャッチ失敗、QBサックとミスも見られたが、35ヤードを超えるWRネルソンへのパスで敵陣深く攻め込み、最後はQBロジャースがRBジェニングスへの8ヤードのタッチダウンパスを決めた。【7分26秒=スティーラーズ25-28パッカーズ】スティーラーズQBロスリスバーガーが連続のパス攻撃。最後は、WRウィレスへの22ヤードのタッチダウンパスを決めた。さらに2点コンバージョンイにトライし、これもスペシャルプレーで決め、3点差に追い上げた。【12分50秒=スティーラーズ25-31パッカーズ】パッカーズがフィールドゴールを決め、3点を追加した。ここまでの攻撃は、ラン11回に対してパス42回と徹底したパス攻撃。敵陣8ヤードから3回のパス攻撃も決めきれなかった。残り2分10秒で6点差。攻撃はスティーラーズに。【14分10秒=スティーラーズ25-31パッカーズ】スティーラーズが、自陣13ヤードから最後の攻撃。連続パスで35ヤード付近まで前進したが、3連続でパス失敗。第4ダウンのギャンブルも失敗し、ボールはパッカーズへ。残り40秒でパッカーズがニーダウンし試合終了。14年ぶりのスーパーボウル王者を獲得した。