B(2部)リーグを全勝優勝した摂南大が、2季ぶりのA(1部)リーグ復帰を果たした。4トライを挙げた前半に24-10とリードしながら、体力の落ちた後半に関大に2連続トライを許して一時は2点差まで迫られた。しかし、同35分にSOヴィリアミ・ツイドラキ(1年)がタックルを振り払って中央へトライ。ゴールも決まって31-22。粘る関大に同ロスタイムにトライとゴールを奪われはしたが、2点差で逃げ切った。

11月にチームを東京に連れて行き、明大と出稽古をしたという河瀬泰治監督は「Bリーグで100点ゲームばかりしていると、どうしても甘くなってしまう。体で感じて欲しかった。これが入れ替え戦。やっぱり、簡単にはいきませんね」と安堵(あんど)の表情。来季に向けては「打倒天理です」と優勝争いができるチーム作りをすることを目標に掲げていた。

もう1試合は、Aリーグ7位の大体大が39-10でBリーグ2位の龍谷大に勝って残留を決めた。