ラグビートップリーグのヤマハ発動機は28日、NO8木曽一(31)の退社を発表した。新年度からの「プロ選手契約廃止」の基本方針を受け、すでに3月いっぱいで大量12選手がチームを退団。過去2度のW杯にも日本代表として出場した元主将もより良いプレー環境を求めて退団を決断した。移籍先には、今季TLに昇格したNTTコミュニケーションズが有力視されている。

 木曽は立命大から01年にヤマハ発動機入り。195センチ、108キロの恵まれた体格を生かしてフランカー、ロックもこなす大型FWとして9シーズン在籍。05年から3年間主将も務めた。昨年末のチームの新方針発表後は「ショックです。この先どうしたらいいのか…」と悩める思いを口にしていた。