<柔道:世界選手権>◇28日◇オランダ・ロッテルダム

 男女各1階級を行い、女子63キロ級で初出場の上野順恵(三井住友海上)が5試合すべてに1本勝ちし、金メダルを獲得した。日本は女子が連日の金で、4階級のうち48キロ級の福見友子(了徳寺学園職)と52キロ級の中村美里(三井住友海上)と合わせて3階級を制した。

 上野順は1回戦を上四方固めで突破し、2回戦と準々決勝は大外刈りで1本勝ち。準決勝でベラ・コワル(ロシア)を寝技で退け、決勝は北京五輪銅メダリストのエリサベト・ベレブールトセ(オランダ)に合わせ技で下した。

 男子81キロ級の塘内将彦(旭化成)は3回戦でクリストフ・ケラー(スイス)に小外刈りで1本を取られて敗退した。