<柔道:世界選手権>◇29日◇男子90キロ級◇オランダ・ロッテルダム

 韓国男子が好調だ。李奎遠が優勝して73キロ級の王己春に続く2個目の金メダルを獲得。4階級でメダルを確保しており全日本柔道連盟の吉村強化委員長は「韓国の粘りはすごい」と舌を巻いた。

 北京五輪後から指導する鄭勲監督はそれでも「初日に金メダルを取れなかった」と不満げ。代表クラスの選手は年中、合宿している状態で「われわれが日本や欧州に勝つには練習しかない」と朝、午前、午後の3部練習を繰り返すという。勝った王と李はともに大学3年生と若く、同監督は「育ててきた世代。ロンドンでは3階級で金を取りたい」と話した。