◆全休明けで優勝
15日制が導入された49年夏場所以降では、過去に03年春場所の千代大海など13例あり、今回で14例目。そのうち11例は横綱によるもの。全勝だったケースは3例で、57年九州場所の玉乃海は前頭14枚目で達成している。過去の全休明けで優勝を果たした力士は以下。
57年初場所
横綱
千代の山
15-0
57年九州場所
前頭14
玉乃海
15-0
61年夏場所
前頭13
佐田の山
12-3
63年春場所
横綱
柏戸
15-0
66年春場所
横綱
大鵬
13-2
68年春場所
横綱
大鵬
14-1
70年春場所
横綱
大鵬
14-1
72年秋場所
横綱
北の富士
15-0
88年夏場所
横綱
千代の富士
14-1
89年初場所
横綱
北勝海
14-1
89年名古屋場所
横綱
千代の富士
12-3
90年九州場所
横綱
千代の富士
13-2
03年春場所
大関
千代大海
12-3
09年初場所
横綱
朝青龍
14-1
◆3場所以上連続休場した横綱の優勝
3場所以上連続休場(途中休場含む)した横綱が直後の場所で優勝したケースは今回の朝青龍で4人目。過去には、柏戸が4場所連続休場後の63年秋場所で全勝優勝。大鵬が5場所連続休場後の68年秋場所で14勝1敗の優勝。北勝海が4場所連続休場後の89年初場所で14勝1敗で復活優勝を果たした。7場所連続休場した貴乃花は、02年9月場所で12勝3敗も優勝はできなかった。6場所連続休場し03年九州場所で復帰した武蔵丸は3勝4敗と振るわず場所途中で引退を表明。3代目若乃花は3場所連続休場後の99年秋場所で7勝8敗と負け越した。横綱といえども長期の休場明けでいきなり結果を残すことは難しい。