大麻取締法(所持)違反の罪に問われた大相撲元若麒麟の鈴川真一被告(25)の初公判が13日、横浜地裁川崎支部(阿部浩巳裁判官)で開かれ、同被告は起訴事実を認めた。同被告は丸刈りに黒のシャツとズボン姿で入廷。起訴状を読み上げられ、真偽を問われると「いえ、(間違い)ありません」と答えた。

 検察側は同被告が今年1月29日、大麻を外国人から購入し、所属していた尾車部屋と逮捕現場となった東京・六本木の音楽CD販売会社事務所の計2回、吸引したと指摘。供述調書によると、同被告は「(大麻吸引で)音楽がきれいに聞こえてくるようになった」などと話したという。動機などについては「(初)場所が終わり、気が緩んでつい手を出してしまった」などと話した。

 検察側は懲役10月を求刑、公判は即日結審した。