大相撲の力士暴行致死事件で傷害致死罪に問われ、1審名古屋地裁で懲役6年の判決を受けた元時津風親方の山本順一被告(59)が、日本相撲協会に退職金を請求してきたことについて、日本相撲協会は4日、支払いの意思がないことを山本被告側に回答していたことを発表した。理由は山本被告の亡くなった力士(故斉藤俊さん)に対しての行為によって協会側が、計り知れない大きな損害を被ったからとしている。山本被告は、1審判決を不服として名古屋高裁に控訴している。