日本相撲協会の理事選が1日、東京・両国国技館で行われ、立浪一門の長で当選が確実と思われていた大島親方(元大関旭国)が落選した。同一門の2票を含め、貴乃花親方(元横綱)が離脱した二所ノ関一門からも1票が流れたとみられる。

 大島親方は「負けたということだね…」とだけ話し、足早に車へと乗り込んだ。かつて大島親方の弟子だった伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「不本意ですよ。それだけ…」と言葉少な。風雲急を告げた理事選が、不祥事の続く同協会に風穴をあけることになるのか?