元横綱朝青龍の突然の引退表明から一夜明けた5日も、角界では余波が続いた。

 日本相撲協会には午前9時半から電話が殺到し、鳴りやまない状態が続いた。協会関係者によると、元朝青龍の引退について「かわいそう」とするものと「正当だ」というものまで、幅広い意見が寄せられたという。高砂部屋のけいこは休み。周囲には約20人の報道陣が待ち構えたが、目立った動きはなく静まり返っていた。

 両国国技館では力士の健康診断が行われた。けいこ場でも何度も胸を合わせた高見盛は「本当なのか、って思いたくなりますよ。同じ一門ですし、そりゃ残念です」としみじみと話した。