大相撲の関脇栃煌山と小結栃ノ心の春日野部屋勢2人が3日、九州場所(14日初日、福岡国際センター)に向けて、福岡・久山町の佐渡ケ嶽部屋に出げいこした。関取衆の多い春日野部屋勢が出げいこするのは珍しく、栃ノ心は「(3月の)大阪場所の前に境川部屋に行って以来」と説明。佐渡ケ嶽部屋の大関琴欧洲、前頭筆頭琴奨菊らと精力的に申し合いを行った。

 栃煌山は26番こなし、15勝11敗だった。うち琴欧洲には6勝9敗。途中3連勝する場面もあった。久しぶりの出げいことなったが「新鮮ですね。とまどい?

 佐渡ケ嶽親方が『しこはここで踏みなさい』とか言ってくれたので大丈夫でした」と振り返った。

 栃ノ心は13番こなし、6勝7敗だった。初日に現在62連勝中の横綱白鵬と対戦する可能性が高く「意識するか?」の問いに「まあ、そうですね。頑張ります」と話した。