<大相撲九州場所>◇2日目◇15日◇福岡国際センター

 横綱白鵬(25=宮城野)が、東前頭筆頭の稀勢の里(24=鳴戸)に寄り切りで敗れ、今年初場所14日目の琴欧洲戦から続く連勝が「63」で止まった。1936年から39年にかけて、双葉山が作った大相撲史上最多の69連勝に、あと6つと迫っていたが、稀勢の里の攻めに防戦となり、正面土俵を割った。順調に白星を積み重ねれば、20日の7日目に双葉山に並ぶはずだったが、夢はついえた。

 大関陣では、把瑠都(26=尾上)が大技のはりま投げで勝ち2連勝。魁皇(38=友綱)も勝って初日を出したが、琴欧洲(27=佐渡ケ嶽)は敗れ初黒星。日馬富士(26=伊勢ケ浜)は連敗スタートとなった。関脇2場所目で初日白星発進の栃煌山(23=春日野)にも土がついた。