大相撲の八百長問題を調べている特別調査委員会は5日夜、東京・両国国技館で第2回会合を開いた。会合後に記者会見した伊藤滋座長(早大特命教授)は、理事会で八百長への関与を認めていた十両千代白鵬(九重)、竹縄親方(元幕内春日錦)、三段目恵那司(入間川)の3人が、調査委員会の事情聴取でもあらためて関与を「認めた」と明かした上で、名前が挙がっている残り11人は、否定していることを明らかにした。14人以外に、新たな名前は出ていないという。

 協会関係者990人に行ったアンケートは、病気や海外に出かけている11人を除いてすべて回収済み。伊藤座長は「鋭意、調査を継続します。しつっこくやります」と話した。

 中間報告は、6日に行われる協会の臨時理事会に提出される。