日本相撲協会は29日、秋場所(9月11日初日、両国国技館)の新番付を発表し、隆の山(28=鳴戸)が新入幕を果たした。現在98キロで、元小結舞の海以来、14年ぶりに100キロ未満の幕内力士が誕生した。187センチのソップ形で、意外性のある多彩な取り口が持ち味だが「前に出る相撲を取りたい」と話した。体重が約2倍の199キロの幕内臥牙丸との対戦には「楽しみ」と、声を弾ませた。最上段にしこ名が載った番付を見て「(チェコの)実家に送ります。もう何年も送っていなかったので」と、うれしそうに話していた。