日本相撲協会は28日午前、東京・両国国技館で九州場所の番付編成会議と理事会を開き、東関脇琴奨菊(27=佐渡ケ嶽)の大関昇進を満場一致で決めた。

 琴奨菊は千葉・松戸市の佐渡ケ嶽部屋で昇進を伝える使者を迎えた。伝達式では「謹んでお受けします。大関の地位を汚さぬよう万理一空(ばんりいっくう)の境地を求めて、日々、努力精進致します。本日は誠にありがとうございました」と口上を述べた。

 琴奨菊は記者会見で「すべての理(ことわり)は一つの空(くう)に帰する。どんな努力も、目指す先は一つ」などと言葉に込めた思いを説明した。