大相撲の横綱白鵬(26=宮城野)が21日、東京・江戸川区総合体育館で、アーチェリーに初挑戦した。約3時間、みっちりと基礎から指導を受けた。5メートル、10メートル、15メートルと距離を伸ばして練習し、最後は国際大会でも実施される30メートルに到達。最後は直径80センチの的に、コンスタントに当たるようになり、指導した江戸川区アーチェリー協会指導員の小杉理加さんは「センスがいいです。普通、初めてやる人は、5メートルだけで終わり、とてもその先まで教えられない。力が強いのに軟らかい。やはり、相撲の稽古が生きていると思います」と、絶賛していた。

 練習開始から約1時間半後には、30メートル先から、直径わずか8センチしかない満点の「10点」の的も射抜いた。父ムンフバトさんが68年メキシコ五輪のレスリング銀メダリストの白鵬は「父と私、さらに娘にはゴルフをやらせたいので、それで五輪に出場すれば、親子3代ということになるね。まだ遅くない。(五輪に出たい気持ちは)強まりましたね」と、五輪出場の夢を語った。