大相撲春場所(3月11日初日、大阪府立体育会館)の新番付が発表された27日、横綱白鵬(26=宮城野)が大阪・堺市内の宮城野部屋宿舎で会見した。2年ぶりに開催される春場所に向けて「応援してくれる人に天皇賜杯を抱く姿を見せたい」と意欲を示した。通算22度目の優勝を果たせば、元横綱貴乃花(現親方)と並ぶ史上5位となる。

 会見後には日大相撲部主将で宮城野部屋入門を決めた山口雅弘(22)の入門会見も行われた。昨年の国体を制し、幕下付け出し15枚目格の資格を持つ。3月3日の新弟子検査に合格すれば、この春場所にデビューする。「まだ何も分からないが、一生懸命ついていきたい」と話した。