日本相撲協会は28日、東日本大震災発生から1年となる大相撲春場所初日の3月11日に、会場の大阪府立体育会館で黙とうを行うと発表した。初日恒例の協会あいさつの際に、北の湖理事長(元横綱)のほか横綱白鵬ら全幕内力士が土俵に姿を見せ、哀悼の意を表す。

 また相撲協会が大阪の相撲案内所(相撲茶屋)組合と協力し、7日目の17日に宮城県の被災児童30人を招待することも決まった。

 春場所担当部長の貴乃花親方(元横綱)は「関西には阪神大震災の被災者の方もいらっしゃる。相撲で被災された皆さまを勇気づけられるような興行を心掛けたい」と話した。