大相撲の十両以上の関取で構成する力士会は24日、東京・両国国技館で開き、今年2月に生誕100年を迎えた名横綱、双葉山の銅像を国技館内に建立するよう、会長の横綱白鵬が日本相撲協会に要望書を提出した。

 白鵬は史上最多の69連勝を記録した双葉山を敬愛しており、以前から銅像建立を提案。「これまでは正式に届け出ていなかったが、今回は要望書を出してきました」と明かした。対応した八角広報部長(元横綱北勝海)は「検討はするが(予算などの)状況次第」と慎重に話した。

 力士会では、名古屋場所後の夏巡業中に東日本大震災で被害を受けた岩手県山田町を慰問し、力士会の支援金で補修した同町の土俵のオープニングセレモニーを行うことも報告された。