<大相撲夏場所>◇5日目◇10日◇東京・両国国技館

 好調の日本人大関のうち稀勢の里(25=鳴戸)に土が付き、上位陣での全勝は琴奨菊(28=佐渡ケ嶽)1人となった。琴奨菊は、豪風(32=尾車)を、立ち合いの当たりから突き落としで破った。稀勢の里は妙義龍(25=境川)に立ち合い負けし、一方的に押し込まれ、何もできずに寄り倒された。把瑠都(27=尾上)は阿覧(28=三保ケ関)にもろ差しを許したが、慎重に巻き替え、最後はつり出した。日馬富士(28=伊勢ケ浜)は豊響(27=境川)に押し出され2敗目。鶴竜(26=井筒)は高安(22=鳴戸)に押し込まれたが、回り込んで送り出した。琴欧洲(29=佐渡ケ嶽)は、小結安美錦(33=伊勢ケ浜)にすくい投げで敗れ3敗目。安美錦は1横綱、2大関を撃破。横綱白鵬(27=宮城野)は小結豊真将(31=錣山)を押し出し、1敗を守った。