横綱日馬富士(29=伊勢ケ浜)が6日、東京・江東区の富岡八幡宮で「横綱力士碑刻名式」に参加した。

 第70代横綱として、歴代横綱のしこ名が彫られている碑に新たに刻名され、みずからも、のみを手にした。「本当に偉大な先輩横綱たちと並んで名を刻まれたことを光栄に思う。またゆっくり来て、見てみたい」と感銘を受けていた。

 御本殿前では、安美錦、宝富士とともに不知火型の土俵入りも披露。約600人の見物客から盛大な拍手を受けた。見守った日本相撲協会の北の湖理事長(60=元横綱)は「本人もまた新たな気持ちで頑張ってくれるでしょう」と、名古屋場所(7月7日初日、愛知県体育館)での優勝争いに期待を寄せた。