<大相撲九州場所>◇4日目◇13日◇福岡国際センター

 日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は大相撲九州場所4日目の13日から左肩負傷で途中休場した、かど番の大関琴欧洲について、負け越して関脇に転落した場合「今の幕内上位は手ごわい相手が多い。(大関復帰条件の)10勝は厳しい」と悲観的な見解を示した。

 琴欧洲は左太もも裏を痛めた先場所に続く休場。同理事長は「20代前半のころの筋肉とは違う。筋力が落ちているのかな」と指摘する。

 約1年前の6大関が半分に減る可能性が濃厚で「把瑠都の引退も含め、まさかこんな状態になるとは思わなかった。3人になるなんて誰も予想しなかっただろう」と述べた。