公益財団法人に移行する日本相撲協会は30日、新法人の役員候補を決める選挙の立候補を受け付けて、定数10人の理事候補に11人が届け出た。移行前の方式を含めて3期連続で投票が行われることが決まった。

 理事候補選に立候補したのは届け出順に、出来山親方(元関脇出羽の花)、尾車親方(元大関琴風)、千賀ノ浦親方(元関脇舛田山)、松ケ根親方(元大関若嶋津)、九重親方(元横綱千代の富士)、貴乃花親方(元横綱)、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)、現理事長の北の湖親方(元横綱)、八角親方(元横綱北勝海)、友綱親方(元関脇魁輝)、鏡山親方(元関脇多賀竜)。

 定員3人の副理事候補選には、現職の玉ノ井親方(元大関栃東)のほか、初出馬の井筒親方(元関脇逆鉾)、芝田山親方(元横綱大乃国)の3人が立ち、無投票で決定した。

 投開票は31日に行われ、当選者は新法人で役員の選任権を持つ評議員会の決議を経て、正式に就任する。