日本相撲協会は24日、大相撲春場所(3月9日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)の新番付を発表し、入幕4場所で東前頭筆頭となった遠藤(23=追手風)が大阪・堺市内の追手風部屋宿舎で会見を行った。

 初場所は11勝4敗の好成績を挙げ、今場所は横綱、大関と初めて総当たりする。先場所は大関琴奨菊の圧力に屈して一気に寄り切られたが「あっさり負けましたけれど、上位に対して何が必要かが分かった一番だった。その課題を克服して、あの経験をいかしたい」と話した。

 同じ堺市内に宿舎を構える横綱白鵬からは、場所前の稽古相手に指名を受けたが「それは(追手風)親方(元前頭大翔山)に任せてあるので」。横綱戦への期待を問われると「上位戦が楽しみだと言えるように場所前の稽古を頑張りたい」と力強かった。