大相撲の新大関豪栄道(28=境川)が2日、東京・足立区の境川部屋で稽古を行った。

 左膝を痛めた名古屋場所後、初めて関取衆との稽古。東前頭12枚目の佐田の海(27=境川)を相手に立ち合いの確認を31度。うち13度は右差しから左前まわしを取って前に出るなど、足の運びなども試した。

 「まだ少し不安はあるけれど、自分の中ではやれたほうだと思います。今日は相手に踏み込んでもらうようにして、より実戦に近いかたちでやりました。まだイメージ通りではないですけれど、日に日に良くなっている。焦らずにやるだけです」。

 秋場所(14日初日、両国国技館)に向けて、順調な回復を喜んだ。夏巡業を全休し、先月25日にようやく四股を踏み始めたばかり。28日には初めて若い衆と土俵内で稽古した。今週中には若い衆との申し合いも再開する予定だ。