大相撲秋場所(14日初日、両国国技館)で新入幕の逸ノ城(21=湊)が3日、千葉・松戸市の佐渡ケ嶽部屋に出稽古した。

 幕下力士や同じく出稽古に来ていた幕内の貴ノ岩(24=貴乃花)と相撲を取ったあと、大関琴奨菊(30=佐渡ケ嶽)相手に8番、思い切り向かっていった。先月末から継続的にぶつかり稽古などで胸を借りており「やっぱり重さが違う。とてもいい稽古ができている。きついですけれど、うれしさもある」と感謝した。見守った佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)も「上手の取り方も速いし、膝を曲げて相撲を取れるようになってきたら強いですよ」と、成長を期待していた。