朝青龍大ひんしゅく歓迎会4分で帰った
【ロサンゼルス4日(日本時間5日)=柳田通斉】1981年以来27年ぶりのロサンゼルス巡業(7、8日)に、横綱朝青龍(27=高砂)が水を差した。一行はロサンゼルスに到着。午後6時から市内ホテルでレセプションパーティーが行われたが、朝青龍は10分遅刻した上、わずか4分で退席した。この傍若無人な行動に主催者側は怒りを通り越してあきれるばかり。対照的に横綱白鵬(23)は、パーティー終了まで関係者との交流に努めて株を上げた。
遅れて登場した朝青龍は、恐縮することもなく壇上に立った。酒樽を前に白鵬、大島巡業部長と並び、小づちを握るや自ら「せーの」と声を出して鏡開きを行った。壇から降りるとスタスタと出口へ。少し雑談した後、付け人に「レッツ ゴー」と言い、会場を後にした。滞在は4分間。あまりの早業に主催者側、日本相撲協会は引き留めることもできず、あぜんとするしかなかった。
レセプションパーティーは、間近に迫った巡業の成功を祈って行われる。一行が迎えられるだけでなく、会場の準備、宣伝、チケット販売に尽力してくれた関係者に、力士側が感謝の思いを示す場でもある。だが1年前のハワイ巡業でも朝青龍は、北の湖理事長の隣に座りながら、30分で切り上げてひんしゅくを買った。
今回はそれ以上の愚行。「時差の関係でほとんど寝ていない」と言い残したが、ハワイとロスと両巡業の主催(勧進元)である位ノ花繁充氏は「これが彼流でしょう。誰も止められないね」と苦笑いするしかなかった。別の関係者は「8月のモンゴル巡業でも、朝青龍は同じことをやるつもりなのかね」と嫌み交じりに話した。
一方で白鵬は、パーティー終了の同7時30分まで関係者らとの交流に努めた。夏場所千秋楽結びの勝負後ににらみ合った朝青龍とは目も合わせなかったが、それ以外は笑顔をふりまいた。位ノ花氏は「朝青龍とは対照的で素晴らしい」と絶賛。株を上げた白鵬は「時差ボケを直してトーナメントで優勝したいね」と気持ちを引き締めていた。
[2008年6月6日12時29分 紙面から]
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