日本相撲協会相撲診療所(東京・両国国技館内)は25日、18日から続いていた新たな新型インフルエンザ感染者が出なかったことを明かした。吉田博之所長によると、この日は既に感染していた力士2人が同診療所を訪れて陰性に転じたことを確認しただけで、新たな感染者はいなかったという。

 同診療所では18日から連日力士の感染者が確認され、24日までに計15人にのぼっていた。協会としてはほかの医療機関で受診した平幕岩木山らを含めると計18人の感染を確認。報告してない者を含めると30~40人の感染者がいるとみていたが、吉田所長は「感染者も大半が回復している。このまま沈静化することを期待したい」と話した。