大相撲秋巡業が1日、山口県周南市で行われ、日本相撲協会の大島巡業部長(元大関旭国)が冬巡業(12月6日初日、熊本市)から罰金&報奨金制度の導入を検討していることを明かした。この日の朝げいこでは関脇琴奨菊ら3力士がわずか数分ほど土俵下にいただけで退場。見かねた同部長は3関取を呼び出して口頭で厳重注意した上、新たな対策案を打ち出した。けいこ不足の起爆剤となるか?

 琴奨菊、朝赤龍、豊ノ島の3関取も厳重注意に対して反省の色を浮かべた。腰にしびれがあったという琴奨菊は「親方には報告はしたんですけど。部屋の偉大な2大関(琴光喜と琴欧洲)は出てたのに」と話した。朝赤龍も「右ひざに血がたまっていたので冷やしていた。巡業中に痛めて割(取組)から抜いたりしてもらっていたので、知っていると思っていた」。豊ノ島は「寝坊です…。力士がけいこ場に行くのは当然のことですから」と申し訳なさそうにうつむいた。