大相撲の貴乃花親方(37=元横綱)が、所長を務める相撲教習所を通じて、力士の引退後をサポートする構想を明かした。15日、埼玉・入間市内の3つの小学校を訪問。「力士のセカンドライフとして、相撲の指導員になる道をつくりたい。もしも学校の授業で相撲が取り入れられたら、今のままだと指導員が足りない」と力説した。

 現在、新弟子を対象とした相撲教習所での授業を、現役力士や引退後の力士も受けられるようにして、日本相撲協会公認の指導員としたい意向だ。また日本相撲協会理事選挙の際に、二所ノ関一門を離脱した貴乃花派による初の連合げいこを、26日の番付発表後に行うことも明かした。貴乃花派入りが見込まれる安治川親方(元前頭光法)の名跡変更については、順当に進んでいると強調した。