50年以上も大相撲を支援してきた企業も、今回の野球賭博問題を重くとらえた。おつまみで知られる「なとり」が29日、名古屋場所での呼び出しの着物広告を中止すると発表した。ウェブサイトで「大相撲が国技にふさわしい姿に戻って欲しいと切に願っております」と声明を出した。同じ着物広告を出してきた救心、スギヨの両社も「検討中」としている。

 また、夏巡業の青森場所(8月12日、青森市民体育館)を中止すると、主催の青森朝日放送が発表。巡業中止は、阪神大震災の影響で神戸場所が鳴門場所に代替開催となった95年4月以来、15年ぶり。