八百長問題の解明に取り組む特別調査委員会は18日、東京・両国国技館で会合を開いたが、大きな進展はなかった。伊藤座長は「1週間前の地震を思ったら、こんな調査をやっていられる状況じゃないよ」と東日本大震災の影響を口にした。新事実は出てこず、携帯メールの解析は時間がかかっている。村上委員によると、15日まで設置されていた「ホットライン」への情報提供はゼロで、これ以上の聞き取り調査も行わない。山本委員は「期限を切るべきという議論も、それが拙速じゃないかという議論もある」と、結論が出にくい事情を説明。伊藤座長は力士に東北出身者が多いことを挙げ「東北のじいさんばあさんの一番の楽しみは相撲」と、夏場所の開催、もしくは東北での巡業実施を支持。次回は23日に行われる。