大相撲の八百長問題解明に当たる特別調査委員会から関与を認定された幕内猛虎浪(26)の師匠の立浪親方(42=元小結旭豊)が、調査委の手法に疑問を唱えた。29日、茨城・つくばみらい市内の部屋で「そういう教育もしていないし、本人もやっていないと言っている。私は弟子を信じている。証拠も何もなく、誰かの証言だけで処分を科すことができるものなのか」と反論。猛虎浪は、問題の発端となったメールに名前がなかった。同親方によると28日の親方への聴取は約40分、聴き取り役と書記役の弁護士が各1人で「弟子への思いなどを聞かれた」という。今後は「対応を考えないといけない」と話したが、提訴には言及しなかった。処分が決まる4月1日の理事会に、呼ばれる可能性もあるという。