大相撲春場所(3月11日初日、大阪府立体育会館)の番付発表を翌日に控えた26日、幕下以下中心の力士や親方ら約200人が新幹線で大阪入りした。「相撲列車」が大阪に到着するのは、昨年の春場所が中止となったため2年ぶり。

 新十両を狙う幕下佐久間山(23=北の湖)は目標を聞かれると「1つしかない。十両の手土産を持って東京に帰りたい」と意気込んだ。引率の関ノ戸親方(元小結岩木山)は「昨年は大阪の人に寂しい思いをさせた。いい相撲を見せられれば」と話した。また田子ノ浦親方の急逝により、春日野部屋に移籍した碧山は同日の別列車で大阪入り。「これから慣れていきたい。うまくいくよう頑張ります」と語った。