日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で春場所(3月8日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)の番付編成会議を行い、石浦(25=宮城野)堀切改め阿炎(あび、20=錣山)川成改め天風(23=尾車)の3人の新十両昇進を決めた。

 川成改め天風(あまかぜ)は都内の尾車部屋で師匠と会見。初土俵から丸8年要しての昇進で、しこ名は本人が命名した。香川の実家近くの川の名前(天の川)と「7月7日生まれで『天の川』だから『天』を入れたかった」。一方の尾車親方は辞書を片手に徹夜で熟考し「暁風(ときかぜ)」と決断。「そうしたら昨日の昼、本人から『天風』にしたいと言ってきた。ムダに考えさせて拒否するところがすごい」と妙な感心をしていた。