もう1度プロ野球へ。社会人野球を統括する日本野球連盟は22日、プロ野球退団者5人の競技者登録を承認し、前ロッテ柳田将利外野手(22)がNOMOベースボールクラブ入りすることになった。柳田は「今まで経験したことがない世界。高いレベルの中で、もう1度いろいろな技術を学んで、もう1回プロに戻りたい」と夢を掲げた。

 柳田は青森山田高から05年高校生ドラフト1位でロッテ入り。投手から野手に転向したが、右ひざのケガなどの影響で08年に戦力外通告を受けた。現役時代は176センチ、93キロの体格から「どすこい君」の愛称で親しまれた。一時はK-1挑戦のうわさも立ったが「そんな気持ちはありません。野球しかないです」と練習を積んできた。現在は外野手に専念。前ロイヤルズ野茂氏が設立したクラブチームで、再び夢を追う。