残り15試合で何発打つ!?

優勝マジックを「10」としているヤクルトは16日の中日戦(バンテリンドーム)から10連戦がスタート。13日巨人戦(神宮)で日本選手歴代最多タイのシーズン55本塁打を放った村上宗隆内野手(22)が、どこまで記録を伸ばすかが注目される。日刊スポーツ評論家の谷繁元信氏(51)は経験則から、今季の最終本数を見立てた。日本記録の60本を射程圏内に捉える大砲は15日、神宮コブシ球場での練習に参加した。

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村上が今後、ホームラン量産できるかカギをにぎるのはDeNA戦と見る。現在2位で、首位ヤクルトと6ゲーム差。対戦は残り4試合だが、4ゲーム差以内なら勝負に対して慎重にならざるを得ない部分も出てくる。塁が埋まっていても、状況次第では勝負を徹底して避けることもあり得るだろう。こうなると、なかなか数字を伸ばすのが難しくなってくる。だが逆にゲーム差が離れていれば、チャンスは広がる。今の状態ならある程度、勝負してもらえば60本の大台には十分に届く。希望的に言えば、ここまで来れば61本を打って、歴史を塗り替えてほしい。

【データ】ヤクルト村上宗隆は最終61本、残り15戦の球場別相性と過去打者の傾向踏まえ予想

ヤクルト村上宗隆60発超えを7割以上が予想 3冠王は95%が「獲得できる」読者アンケート

12日DeNA戦で申告敬遠される村上宗隆(左)。投手今永
12日DeNA戦で申告敬遠される村上宗隆(左)。投手今永