「I ☆(LOVE)YOKOHAMA」。球場だけでなく、最近では球場外でもこのフレーズをよく耳にする。

球団は先日、子どもの発育の過程での大切な親子のコミュニケーションツールとして、赤ちゃん絵本「スターマン!おきてくださーい」を制作した。そして19年4月~20年3月の間に横浜市内で生まれ、4カ月児検診を受診する約3万人の乳児に、その絵本を贈呈すると発表した。球団が絵本を制作し、贈呈する試みは球界初。球団によれば「横浜のお子さまの心身ともに健全な未来を願い、新たに誕生したかけがえのない命をお祝いする気持ち」と、やはり「I ☆(LOVE)YOKOHAMA」の精神はぶれない。

3月29日には、横浜市内の障害者施設と協業したハンドクラフト商品を発売した。同市内5つの障害者施設にて製造した革製品などは、1つ1つ手作りで世界に1つの商品となっている。

DeNAと横浜市は「スポーツ振興と地域活性化などに関する包括連携協定(=I ☆(LOVE)YOKOHAMA協定)」を締結している。地域密着を掲げるDeNA。横浜の地の活性化こそ、球団の盛り上がりに反映しているのであろう。【DeNA担当・栗田尚樹】