新年あけましておめでとうございます。21年も阪神担当を務めることになりました。今年も熱く、面白みのある記事を一生懸命お届けします!

さて新年の風物詩はさまざまとありますが、みなさんはいかがお過ごしだったでしょうか。私は例年、箱根駅伝を見ています。今年はダークホースというべきか、創価大が往路で初優勝。復路では最終10区で駒大が逆転優勝しましたが、本紙では創価大の往路優勝を「令和の大波乱」という見出しを取りました。青学大や東洋大など優勝候補を押しのけての快挙は素晴らしい下克上でした。

話を野球に移します。阪神は20年ドラフト6位で中野拓夢内野手(三菱自動車岡崎=24)を獲得しました。巧打の遊撃手で守備にも定評がある即戦力です。昨年12月の自主トレ公開日のこと。下位指名について問われた中野は「本当に下からはい上がっていかないといけないという気持ちはある。自分の課題を見つけてキャンプに入っていけるようにやっていければ自然といい結果はついてくる。しっかりと下からはい上がっていきたい」と下克上を誓いました。

ライバルは18年ドラフト3位の木浪を筆頭に、12年ドラフト2位の北條、18年ドラフト2位の小幡ら数多くいます。20年ドラフト6位中野のスタメン奪取はあるか。箱根駅伝を見ながら、そんなことを想像する21年の仕事始めでした。【阪神担当=只松憲】