今年のファンフェスティバルを取材した。札幌ドームに足を運ぶのは大谷の投手デビュー戦を観戦した13年以来、9年ぶり。久しぶりに訪れる球場の雰囲気はまったく変わっていなかったが、「今年で最後」という機運が寂しさも思い起こさせた。北海道移転20周年の来年、新球場「エスコンフィールド北海道」に本拠地が移転する。数々の名場面を生んだ札幌ドームへの惜別の思いを抱きつつ、新球場で新たな感動が生まれることへの期待感を高めているファンも多いのでは。
新球場だけでなく、チームに加わった新顔にも希望を感じる。ドラフト1位の日体大・矢沢宏太投手兼外野手(22)は投打の二刀流での活躍が期待されるホープ。大谷がデビューした10年後の23年に矢沢がルーキーイヤーを迎える。目標に掲げる「開幕1軍」を果たせるか。まずは注目したい。
「イクラが好きです」。仮契約時の会見で、好きなすしのねたを聞かれてそう答える矢沢に初々しさを感じた。大学の遠征以外は、北海道にゆかりはないという。「ご飯がおいしいと周りの方が言ってくださるので」と、謙虚な言葉遣いで語る姿も印象的だった。「魅力的」と語る新球場で、投げて、打って、走って、暴れ回る姿をファンの前で披露してくれることを今から楽しみにしている。
今月から日本ハム担当を受け持つことになった。来季はハム番として1年目のシーズンになる。新球場で新たなシーズンを迎える日本ハムと新入団選手とともに成長していきたい一心だ。“ルーキー”としてワクワクしている余裕はなさそうだが、選手の活躍を新しい球場から必死に伝えていきたい。【日本ハム担当=石井翔太】




