早期復帰を願い、丹精込めて焙煎(ばいせん)してみました。

昨季、ノーヒットノーランを達成した日本ハムのコディ・ポンセ投手(28)が4日ロッテ戦(ZOZOマリン)で今季初登板も、4回途中で降板。都内の病院で検査を受けたところ、左大腿(だいたい)四頭筋付着部の部分断裂と診断された。試合復帰まで4週間はかかるという。ワイルドなヒゲ、トレードマークの長髪。名護キャンプでは突然、海に飛び込むなど、個性的なキャラクターだっただけに、長期離脱は寂しい限りだ。

日本ハム・ポンセ(2023年4月4日)
日本ハム・ポンセ(2023年4月4日)

登板前の取材で、ある約束をしていた。1日のルーティンについて「朝、コーヒーを飲むのが一番さ。豆を買ってひいて、自分でお湯を注いで。ブラックコーヒーの魂を自分の中に入れるといい。ぜひ、おいしいコーヒー屋さんとか、ご存じの方がいれば、教えていただきたい」と言うので、それではと、ある提案をしてみた。

たまたま、趣味でコーヒー豆の手鍋焙煎を始めたところ。「もし良かったら、私の豆を味見してくれないか」と勧めてみた。「ありがとう。コーヒーのレビューも書いているのでぜひ。いつでもお待ちしていますよ」。ほとんど自分で飲む分だけを焙煎していたので、誰かに贈るとなると、いつも以上に気合が入った。さあ、次の休みは焙煎デー…と意気込んだ直後に、負傷離脱してしまった。

状況にもよるが、別メニュー調整になると、個別のリハビリなどもあり、選手はチームを離れる時間が増える。しばらく球場で目にする機会がなく、どうやって渡そうか思案していると先日、エスコンフィールドのベンチで大きなポンセの背中を発見。早速、次のオフの日に焙煎し、球団スタッフを通じて渡してもらった。

「苦めが好き」と話していたので豆はインドネシアのマンデリン。井出通訳によると「すぐに試してみるよ」とのことだった。好みに合うのかどうなのか、ちょっとドキドキしながら、感想を、楽しみに待っている。【日本ハム担当=永野高輔】

自宅ガレージにカセットコンロと手鍋を準備して日本ハム・ポンセ投手に贈るコーヒーを焙煎してみた(撮影・永野高輔)
自宅ガレージにカセットコンロと手鍋を準備して日本ハム・ポンセ投手に贈るコーヒーを焙煎してみた(撮影・永野高輔)
日本ハム・ポンセ投手に贈るために焙煎したコーヒー豆(撮影・永野高輔)
日本ハム・ポンセ投手に贈るために焙煎したコーヒー豆(撮影・永野高輔)
日本ハム・ポンセ投手が「苦めが好き」ということだったので生豆はマンデリンを用意(撮影・永野高輔)
日本ハム・ポンセ投手が「苦めが好き」ということだったので生豆はマンデリンを用意(撮影・永野高輔)
日本ハム・ポンセ(2023年4月4日)
日本ハム・ポンセ(2023年4月4日)