5月下旬、ソフトバンク木村大成投手(19)と育成選手の加藤洸稀投手(19)が、20歳未満で飲酒をしたとして球団から処分を受けていたことが分かった。まず大前提として、20歳未満での飲酒は決してあってはならない。2人はインスタグラムのライブ配信中に背後に酒缶が映し出され、飲酒の事実が明るみに出た。

昨今はSNSも発達し、ファンと気軽にコミュニケーションを取れるツールが生まれた。木村も加藤洸も、ファンサービスの一環で日常を見せようとライブ配信をしたとみられる。球団によると、選手全員にSNSの使い方はレクチャー済み。シーズン中にライブ配信を行うこと事態は問題ないが、飲酒は良くなかった。

この先、ホークスの未来を担う可能性がある2人だ。今回のことは大いに反省しなければならないが、ファンサービスの精神は忘れてほしくない。球団がレクチャーしたという「正しい使い方」でSNSと向き合っていけばいい。

試合出場停止などの謹慎処分はないという。まずは誠心誠意野球に打ち込み、試合で結果を出すことが優先だ。たまのサービスでファンと交流する。失敗は糧にして、交流を待っているファンがいることを忘れてはいけない。【只松憲】