ソフトバンクは23日、4年ぶりにリーグ優勝を奪回した。その時点でのレギュラーシーズンは残り8試合。いわゆる「消化試合」と呼ばれる期間だが、ソフトバンクにとってはBクラスに終わった21年以来、3年ぶり。22、23年はシーズン最終戦まで優勝争いや2位、3位争いをしていた。リーグ優勝後に限ると20年以来で、こちらも4年ぶり。この期間をどう生かすか。小久保裕紀監督(52)のタクトに注目したい。

まずはタイトル争い。有原が最多勝、モイネロが最優秀防御率、周東が盗塁王、山川が本塁打王、打点王を射程にとらえている。小久保監督は「しっかりそれも頭に入れながら。モイネロの防御率も細かく数字的なところも出す。最多勝は勝ち星を挙げないといけない。当然、有原のために勝つために全力を尽くす試合になる」と話した。有原は26日西武戦で先発。投手陣を引っ張ってきたエースに打線は援護できるか。見ものになる。さらにドラフト1位の前田悠、2年目の前田純も近日中にプロ初先発する。

隙のない小久保監督ならば「消化試合」とはとらえていないだろう。さらに「ファンあってのプロ野球」と話してきた。最後までタカ党を楽しませる24年シーズンとなりそうだ。【ソフトバンク担当=只松憲】