阪神は今季、育成も含めると球団史上最多の外国人9人体制で臨む。2月1日、沖縄春季キャンプ初日から、助っ人陣の絆を感じるシーンがあった。
キャンプイン早々にブルペンに入ったのは、来日3年目を迎えるジェレミー・ビーズリー投手(29)。そして先輩に続くように、ジョン・デュプランティエ投手(30)、ニック・ネルソン投手(29)の新助っ人2人も次々にボールを投げ込んだ。
初日から外国人がブルペンにそろう光景も珍しいが、その裏側を藤川球児監督(44)が明かしてくれた。
「ビーズリーが2人にちゃんと説明してくれて。タイガースのキャンプ中のブルペンのメディアの多さとか、後ろの評論家の方々の多さとかを説明してくれて、力が入りすぎないようにと。先に自分が実演して、デュプランティエが投げてる時に後ろに入ってくれて」
ライバルにもなる存在だが、自身の経験を惜しみなく伝える。デュプランティエはダイヤモンドバックス時代にチームメートで、ネルソンとは大学時代に対戦していた縁もあったが、ビーズリーにとってその行動は、当たり前のこと。その根底には、来日1年目の23年、初めての土地で自身を快く受け入れてくれたチームへの感謝の思いがあった。
「自分が歓迎された時と同じように、彼らも歓迎したいと思っている。日本での経験は自分自身素晴らしいものになっているし、彼らにとっても素晴らしい経験になってほしい。その上で自分ができることがあれば喜んでお手伝いしたい」
新助っ人たちの頼もしい先輩は、藤川監督にとっても心強い。「チーム内でタッグを組んでやろうとしてくれている。そう言った意味では投手コーチも助かるし、強固な関係性が開幕までにできればなと思います」。優しく、経験のある“ビーズリー先輩”は、グラウンド内外で欠かせない存在になりそうだ。【阪神担当=磯綾乃】




